ウォーターサーバーとペットボトルはどちらを選ぶ?

ウォーターサーバーとペットボトルはどちらを選ぶ?

昔は当たり前のように飲まれていた水道水ですが、安全で美味しい水への関心が高くなっている現在では、飲料水としての水を購入する人も増えてきています。

スーパーやコンビニなどで手軽に買うことができるペットボトルの飲料水と、定期的に自宅まで配達してもらうウォーターサーバーなどが近ごろの主流ですが、それぞれのメリットデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか、詳しく比較してみましょう。

ペットボトルで水を購入する場合のメリットとデメリット

ペットボトルで水を購入するメリットは、比較的安い値段で買うことができるということです。

ペットボトルの水が日本で売られるようになった頃は、飲料水として購入するには値段が高いことがネックでした。しかし、「水を買う」ということが広まったことで、その価格は大幅に安くなってきました。

なかには2リットルのペットボトルが1本あたり100円以下のものも珍しくありません。水の種類も豊富で、外国の有名な水はもちろん、国内の名水やダイエットにぴったりの水など、さまざまな種類をお好みで選ぶことができるのも魅力的です。

では、反対にデメリットはなんでしょうか。真っ先に思い浮かぶのは、荷物を運ぶ手間と、飲み終わったゴミの問題です。

ペットボトルの水をケースで購入する場合、2リットルのペットボトルが6本入ったものが一般的ですが、これを自分で運ぶとなると、お年寄りや妊婦さんにとっては少々大変。

ネット通販などで購入すると自宅まで届けて貰うことは可能でしょうが、別途送料がかかる場合がほとんどですし、飲み終わったあとの空のペットボトルも自分でリサイクルに出す必要があるということも理解しておく必要があります。

また、販売されている水には硬水と軟水があるのですが、一般的に硬水は軟水と比べてミネラル分が高いため、腎臓に負担がかかってしまう心配があります。特に赤ちゃんやお年寄りがペットボトルの水を飲む場合には、硬水ではなく軟水を選ぶようにしましょう。雑菌などの心配がある場合には、一度煮沸してから飲むという方法もおすすめです。

ウォーターサーバーを導入する場合のメリットデメリット

ウォーターサーバーの最大のメリットは、なんといってもその利便性の高さではないでしょうか。自宅まで定期的に配達をしてくれるため、自分で重たい荷物を運ぶ必要がなく、小さなお子さんのいる家庭や、お年寄り、妊婦さんなどにも人気です。

また、冷たい水と温かいお湯をいつでも利用できるのも魅力のひとつ。特に妊娠中や出産後の女性は、水分をたくさん補給することが大切ですから、いつでも手軽に冷たい水を飲めたり、美味しいお茶を入れたりできるウォーターサーバーはとても便利です。

内臓が未発達な赤ちゃんが飲むことを前提に作られたものを選べば、ミルクを作るときにいちいちお湯を沸かす必要はないし、離乳食づくりにも利用することができるため、何かと忙しい子育ての負担を軽減できます。

一方、ウォーターサーバーを設置する場合には、ある程度のスペースが必要であるということ、コンセントの届く範囲でないと設置ができないというデメリットがあるのも理解しておく必要があります。

ただし、最近ではテーブルやキャビネットの上に置けるコンパクトなサイズのものもあるので、設置場所に関する選択肢も広がっているのは事実です。各メーカーのホームページなどには、サーバーのサイズが詳しく掲載されているので、事前に調べておくとよいでしょう。

万が一の震災に備える家庭内備蓄のなかでも、水は1人あたり1日3リットル、最低でも1週間分を備えるのが理想だとされています。東日本大震災以降、備蓄用の飲料水として大容量を備えられるウォーターサーバーは特に人気が高まっています。

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