純水を使って、料理や飲み物をおいしくしよう
純水は飲料水としてそのまま飲むだけでなく、料理に使ったり飲み物を淹れたりと、さまざまな場面で活用することができます。日々の生活に取り入れることで、より健康的な毎日を過ごすことができるかもしれません。今回は、純水を使った料理方法についてご紹介します。
「純水」とはそもそもどんな水?
純水とは不純物が殆ど含まれていない、純度の高い水のことです。実は、通常の水道水や未処理の天然水などには、カルシウムやマグネシウム、塩素など、目には見えないさまざまな成分が溶け込んでいます。
RO膜と呼ばれる特殊な膜を用いた浄化により、そのさまざまな成分(不純物)、貴金属をはじめ細菌やウィルス、放射性物質まで取り除かれています。
純水は、このような工程を経て体へ悪影響を及ぼす要因をなくしていますので、安心して飲むことができます。また、風味を邪魔する成分がないため、料理に使ったときも食材本来の味を引き出せるのも特徴のひとつです。純水は体にもよく、料理にも使いやすいので、さまざまな場面で活躍できるでしょう。
純水でご飯を炊いてみよう!
通常の水道水には、植物の組織を固くする成分であるカルシウムが含まれています。このため、お米を炊く時に水道水などを利用すると、どうしても仕上がりが硬くなってしまいがち。
そこで、不純物のない純水でご飯を炊いてみましょう。柔らかくふっくらとした、白くておいしいご飯を炊きあげることができます。また、純水には菌が含まれていないため、炊飯器の中で菌が増殖するリスクも抑えられるので、保温時に嫌なにおいが発生することも防ぐことができます。
純水を使ってご飯を炊くときのポイントは、お米を研ぐところから純水を使うということ。その理由は、お米は最初に触れた水を60%程吸収してしまうからです。数回に分けて注ぐ水は、水道水でも構いません。もちろん、炊く際に注ぐ水は必ず純水を使用してください。
純水でお茶やコーヒーを淹れてみよう!
純水は、お茶やコーヒーを淹れるときにもおすすめ。不純物が含まれていないので、緑茶本来の香りや紅茶、コーヒーの風味、色合いを引き出すことが可能です。純水で淹れることで、ふわりと鼻をくすぐる豊かな香りも引き立ちやすくなります。
ティーパックを使った水出し紅茶やアイスティーでも違いを感じることができます。透明度が高く、色合いが美しいので、よりティータイムを楽しむことができるでしょう。
純水を使って料理をしよう!
純水は水分中の分子が小さいため、素材の中に浸透しやすいのも特徴です。少しの調味料で味を染み込みやすくさせたり、料理の味に深みを持たせたりすることができるでしょう。また、野菜を洗う際に使用するのもおすすめです。野菜本来の色や味、栄養素などを壊すことなく洗うことができます。
さらに、味噌汁を作る際の水に純水を使うと、雑味がないためダシの風味が奥深く感じることができます。煮物やしいたけの戻し汁など、工夫次第でさまざまな料理に活用可能です。
食生活は健康を支える基本です。食事に純水を取り入れることで、雑菌の繁殖や栄養素の破壊を防ぐことはもちろん、より味わい深い風味を実現することができます。
そのため、これまでよりもご飯がおいしくなりますし、それでいてより健康的な生活を送ることにもつながるでしょう。ただ飲むだけでなく、料理や飲み物に純水を使ってみてはいかがでしょうか。