赤ちゃんが粉ミルクを嫌がって飲まないときの対処法
赤ちゃんが粉ミルクを嫌がるのには理由があります。ほ乳瓶を口に近付けても全く乳首を加えようとしなかったり、手のひらでほ乳瓶を押し返して見せる赤ちゃんも居るでしょう。
お腹が空いている時間帯でも、粉ミルクを飲もうとしない場合には、粉ミルクの味や温度、ほ乳瓶の種類をもう一度見直してみる必要があります。
いざ、粉ミルクが必要になった時に嫌がられてしまっては大変なので、早い段階から練習しておくことが大切です。無理に飲ませようとせず、いろいろな方法を試しながら、じっくりと赤ちゃんに合った授乳方法を探していきましょう。
粉ミルクの味はメーカーによって異なる
粉ミルクに含まれる成分や分量は、法律が定める「乳児用調整粉乳たる表示の許可基準」に基づいて開発・製造されています。
どのメーカーの粉ミルクも、母乳で育つ赤ちゃんと同等の栄養補給ができるようになっていますが、母乳には含まれていない栄養素が配合されている粉ミルクもあるため、それぞれ微妙に味が異なります。
そのため、赤ちゃんによっては口に合わないことも考えられますので、粉ミルクを嫌がる時は、別のメーカーの粉ミルクに変更してみるのも一つの方法です。各メーカーやドラッグストアで配布しているサンプルを上手く活用して、赤ちゃんが好んで飲むことができる粉ミルクを探していきましょう。
また、冷たい飲み物が苦手な赤ちゃんも居ます。人肌程度のお湯で作った粉ミルクが冷めすぎてしまった場合は、ほ乳瓶ごと熱めのお湯に浸して温めなおしてから与えると飲んでもらえるかもしれません。
ゴム乳首の形状やサイズを変えてみる
ほ乳瓶に付属されているゴム乳首が嫌いで、粉ミルクを飲まない赤ちゃんも居ます。その場合は、乳首の形がおっぱいの形に近いものなどに変えると、スムーズに飲んでもらえることがあります。
ゴム製の他にもシリコン性の乳首も販売されていますので、赤ちゃんがより好む方を選んで使うようにしましょう。
ゴム乳首のサイズも、赤ちゃんが粉ミルクを飲むかどうかの要因になりえます。しっかりと口にくわえることができなければ、上手に粉ミルクを吸い上げることができません。また、劣化したゴム乳首は亀裂が入りやすく、そこから空気が漏れてうまく飲むことができない場合もあるため、要チェックです。
粉ミルクの味が嫌いなのか、ゴム乳首が嫌いなのか見分けがつかない場合は、ほ乳瓶に搾乳した母乳を入れて飲ませて様子を見てください。
母乳を入れればゴクゴクと飲んでくれるのであれば、粉ミルクの味に問題があるのかもしれません。母乳を入れても飲まない場合は、乳首の形状やサイズの変更が必要なのかもしれません。
こうして試行錯誤を続けているうちに、赤ちゃんも少しずつほ乳瓶で粉ミルクを飲むことに慣れてくることでしょう。